ネット小説史(小説家になろうを中心に)
1. はじめに
最近ネット小説発のライトノベルを書店で見かけることが多くなってきた。また、ソードアートオンラインや魔法科高校の劣等生、ログ・ホライズンといった作品はアニメ化まで至り、多くの人の目に触れている。
そんなわけでネット小説というのもひとつのジャンルとして注目が集まってきているように思うので、まあここらでその歴史をまとめる努力があってもよかろうと思い筆を執ることにした。ここ十年ほどネット小説界隈についたり離れたりしていた経験をなんとか形にできていれば幸いである。
残念なことに、その重要性にもかかわらず、ネット小説の二次創作という側面についてはうまく整理ができていないため今回は割愛する。ネット小説における二次創作の重要性と調査が難しかった言い訳は最後に述べる。
まずはじめに、これから描こうとするそれぞれの時代のネット小説界隈の構造を提示しておく。図1に、それぞれの時代において読者がどのようにして小説を探していたかの模式図を示した。(a)は黎明期の様子、(b)がネット小説検索サイトによる読者誘導の様子を表す。(c)は現在主流の大規模なサイトに小説が集まっている様子であり、その場所は小説家になろうや2ちゃんねるといった掲示板がある。このそれぞれの構造とその移り変わりについて一つずつ説明していく。
図1 ネット小説界隈の構造(a)黎明期 (b)検索サイト時代 (c) 集合サイト時代
2. ネット小説黎明期(~2000年頃)
この時代については、私はネット小説というものをあまり意識してはいなかった。たまに好きなライトノベルの二次創作を読んだりしていたが断片的にすぎない。
そこでこの時代に精力的に活動していたであろう人の体験に頼ることにしたい。たまたまちょうどいい資料を知っていたのでそちらを紹介する。
『ユリイカ 2007年4月号』(米澤穂信特集号)である。
この中に、「HTML派宣言! ネットが僕らの揺籃だった」と題して、米澤穂信氏と滝本竜彦氏の対談がまとめられている。両氏はともに2001年にデビューし、それ以前はネットに小説を公開していた経験があるということだから、2000年頃までのネット小説界隈を深く体感していることであろう。
両氏の語るところによれば、牧歌的な時代であったとのことである。特に、感想をくれる人は大抵知っている人であったという発言がある。具体的にはおそらく、リンクでつながっていたり、特定の掲示板に集まって言葉を交わした人たちが、互いに小説を公開して読み合っていたということであろう。このように、この時代にはネット小説界隈はご近所付き合いというべきつながり方をしていたようだ。
また、ネット小説検索サイト「楽園」についても話が出ている。私が思うに、ネット小説検索サイトの存在がその後大いにネット小説界隈を支えた。そこで次にこの検索サイトに注目する。
3. ネット小説検索サイトから集合サイトへの移行(2000年頃~2009年頃)
ネット小説検索サイトとは、小説の作者がそのネット小説検索サイトに小説を登録することで、読者が広大なネットの海から小説を探すことを助けるサービスである。そのイメージについては図1(b)に既に示した。これらのサイトはランキングによる評価システムも備えていたので、簡単に質の良いネット小説を読むことができるようになったというのは私の経験である。
ネット小説検索サイトはいつ現れたのだろうか。おそらく一次創作のものについては先に述べた「楽園」が最初であろう。インターネットアーカイブという、インターネット上の過去のページの様子をそのまま残しているサービスがあるが、 これによると2000年1月の時点で「楽園」を訪れた人はのべ約100万人。一日に平均3000人ほどの訪問があったようだが、それより以前の状態は残されていない。単純に計算して更に1年前の1999年頃に現れたのではないかと思われる。
「楽園」の他にもいくつかの有力なネット小説検索サイトがあった。例を挙げると、
- chaos paradise
- Newvel
- ネット小説ランキング
などが存在した。
これらのサイトの一番の功績は手間を省くことによって小説を書くことはせずに読むだけの読者、いわゆる「読み専」を増やしたことであろう(特に証拠は無いが)。
しかしながら、いつの間にかこれらのサイトは衰退し、小説家になろうのようなそのサイト自体に小説が投稿される場(集合サイトと呼ぶことにする)に役割を奪われることになった。
この移行は私の体感としても気付いたらそうなっていたというところだったが、今回これを書くにあたって調べたところ、ある程度数字で示すことができそうだ。それが下の図2である。
図2 ネット小説検索サイトと集合サイトの勢いの比較
Newvelはネット小説検索サイトの代表としてとりあげた。 Newvelは必ずしも最大手ではなかったと思うが、楽園は管理人の個人的な問題で2006年には既に閉鎖されているし、他のサイトもインターネットアーカイブから情報を取り出すのが難しいなどの事情がある。完全ではないことは承知しているが、Newvelを標準的なネット小説検索サイトとして扱いたい。
一方の小説家になろうは2004年4月に設立されたが、データとしてインターネットアーカイブに残っていたのは2006年以降であった。
図2に示したのは、その両サイトに新規に登録された作品数である。例えば2006/7/1に打った点は、2006/7/1から2006/9/30までの三ヶ月に登録された作品の数を表している。2006/7/1の時点で既に、Newvelと小説家になろうの勢いは同程度である。全てのネット小説検索サイトを合わせれば、おそらくまだネット小説検索サイトに軍配が上がっただろう。しかしながらそれ以後、Newvelの方は一方的に減少しているのに対し、小説家になろうは順調に新規登録作品数を伸ばしている。このように2007年頃から明暗が分かれ始めたようだ。
また、小説家になろうの方は2009年後半から新規登録作品数が急増している。実は小説家になろう内部ではこの頃に大きな変化があった。これについて見てみよう。
図3 小説家になろうの人口推移
図3に小説家になろうの総登録ユーザー数と総登録作品数を示した。どちらもほぼ単調な増加を示している(総登録作品数が鋭い減少を見せているところは、二次創作の制限によるもの)。
ここで注目したいのは、この両者の比である。2009年9月30日のリニューアルまではユーザー数と作品数がほぼ一対一の対応を見せている。これはユーザーのほとんどが小説を投稿する作者だったことを表している。しかしリニューアルの後では、ユーザー数が作品数を上回るようになった。また、登録ユーザー数の伸び方が著しくなっている。これは読者の流入を意味している。
実はリニューアルに際して重要な変更があった。例としては
- 小説のブックマーク機能の追加
- サービス利用者の呼称を「作者」から「ユーザー」に変更
など、明らかに読者を歓迎する方向に舵を切っている。この変更が、決定的にネット小説界隈の人間を集めることになったと思われる。
さてここまで述べてきたネット小説界隈の構造の変化をもたらしたものはなんだったのだろうか。小説家になろうのリニューアルは駄目押しであって、実際の変化は漸次的なものだっただろう。ここで天下り的に、イラスト投稿SNSの代表格pixivと小説家になろうの総登録ユーザー数を比較してみたのが図4である。界隈の総人口が違うであろうからpixivの登録ユーザー数を0.05倍してみたところ、その規模が拡大する様子は驚くほど似ている。私が思うに、SNS的な場が本流になるのはネット小説界隈だけではなく、ネット全体の潮流であった。twitterが本格的にもてはやされ始めたのも2009年頃である。
図4 小説家になろうとpixivの人口推移比較
この節の最後に、もう一つの重要な場所である掲示板について触れたい。が、実のところ私はこちらに関してはさほど詳しくないのであまり要点がわかっていない。
まずネット小説界において重要な掲示板サイトといえば「Arcadia」がある。2000年から存在する小説投稿掲示板で、二次創作がメインであるが2003年からオリジナル板も設置されている。ここまでに示した個人サイトから集合サイトへの流れからすると、この設立は非常に早い。おそらくであるが「チート」「俺TUEEE」のような、ともすればネット小説の代名詞として扱われる要素が醸成されたのはArcadiaにおいてではないかと思う。このあたりについては、二次創作について調べた時に一緒に扱いたい。
また、2ちゃんねるにもネット小説が数多く投稿されている。この文化がいつからなのかは調べていないが、「電車男」が2004年、「まおゆう」が2009年に投稿されている。電車男が小説という意識をもって投稿されたかは定かではないが、「まおゆう」の段階では既にvip板には小説の意識があったと思われる。また、一大ジャンルを築いた「やる夫スレ」については2007年に最初の作品とされる「刺身の上にタンポポをのせる仕事に受かったお!!!!!」が、2008年には黎明期を支えたとされる四大長編が投稿されている。2ちゃんねるにおける小説については、個人サイトから人が流れ出す上で受け皿になったと考えていいように思う。2ちゃんねるの小説(特に二次創作)における特徴として、脚本形式ということがある。これに関してもいつか調べてみたい。
4. 小説家になろうと書籍化の流れ(2009年頃~)
小説家になろうが中心的な存在となるに至って、投稿されている作品が書籍化されることが増えてきた。現在小説家になろうが衆目を集めている理由もこれであろう。そこでこの書籍化について整理したい。
既にこの試みは存在していて、その中でも泉信行氏の記事がよく整理されていた。ただしこの記事が書かれたのは2011年8月であるから、この記事を受けた上でその後の流れを描きたい。
「小説家になろう」というサイトと、電撃文庫『魔法科高校の劣等生』というイレギュラー - ピアノ・ファイア
要約すると
女性向け作品の書籍化(2006年~)
「ゆらゆら」「あたしのカラダ」「らしく。」「リセット」
男性向け作品の書籍化開始(2011年~)
「白の皇国物語」「シーカー」
共にアルファポリスによる出版であり、この後アルファポリスは続々と小説家になろうの作品を書籍化していく。
大ヒットタイトル
これらは大きな成功を収めたが、出版ルートとしてはイレギュラーだったと分析されている。
こんな感じであろうか。
その他、小説家になろう外の存在感のある作品を挙げる。
吉野匠の「レイン―雨の日に生まれた戦士―」は2005年にアルファポリスから出版されている。元は個人サイトに掲載されていた作品であった。この作品はアニメ化はしていないまでも漫画化して今もコミックBLADEに連載されており、ネット小説書籍化においては偉大な先駆者だと言える。
柳内たくみの「ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり」は2010年にアルファポリスから出版。これは元はArcadiaに投稿されていたものである。アルファポリスの男性向けファンタジー作品という流れにおいてレインと共に重要な作品であろう。
そして川原礫の「アクセル・ワールド」「ソードアートオンライン」は2009年に電撃文庫から出版されている。ソードアートオンラインが個人サイトに掲載されていたのは有名であるが、アクセル・ワールドについても、実は「超絶加速バーストリンカー」としてプロトタイプがArcadiaに投稿されていた。この作品の成功がライトノベル作家にならんとするネット小説書きにとって希望であっただろうことは想像に難くない。また、前節で2009年に小説家になろうリニューアルの後に登録ユーザーが急増したと述べたが、ソードアートオンラインの影響も少なからずあったのではなかろうか。2009年はネット小説界隈にとって節目の年であったというように思えてならない。
図5 小説家になろう書籍化タイトル数
それでは数字の上で小説家になろう作品の書籍化について見ていきたい。書籍化作品を調べるにあたって小説家になろう公式ブログや既にあった小説家になろう出版まとめwikiなどを利用したが、全て拾い尽くせているかどうかは自信がない。また、 書籍化タイトル数ということで、ある作品の第二巻以降はカウントしていない。
出版日時、出版社ごとにまとめたのが図5である。6ヶ月ごとに集計しており、2014/1/1のデータは4月までのものなので数字上少なくなっている(誤読を招きそうで申し訳ないが)。
まず書籍化タイトル数が2010年ごろを始めとして年々増加していることが読み取れる。2014/1/1についても、6月まで集計すればおそらく大きな減少に転じていることはないだろう。
出版社について考察すると、アルファポリスの作品が男性向け女性向けを合わせるとほぼ半数を占めていることがわかる。女性向けというのはアルファポリス内にレジーナブックス、エタニティブックスというレーベルがあり、それによって機械的に判別した。2010年以前のアルファポリス作品の時点ではそのレーベルが存在しなかったが、もし存在していたならばそちらに組み入れられていたと思われる。アルファポリス女性向け作品は先に述べたように男性向け作品よりも早くから存在し、また、現在においても男性向け作品とほぼ同様の勢力を誇る。小説家になろうの作品はともすればチート能力を持った異世界召喚・転移ものばかりだと思われているが、女性主人公が異世界ものでは王族、現代ものでは御曹司と恋愛を繰り広げるようなシンデレラストーリーも小説家になろうの重要な柱であり続けていることは指摘しておきたい。近年みられるようになった「乙女ゲーム転生もの」も異世界召喚の亜種としてVRMMOが書かれているのと全く相似形であろう。
次に指摘したいのは、2011年に林檎プロモーションのフェザー文庫やフリーダムノベル、2012年に主婦の友社のヒーロー文庫、2013年にメディアファクトリーのMFブックスといった、ネット小説を拾い上げることに特化したレーベルが参入してきたことである。ここに至って、ランキング上位の作品は書籍化されて当然という事態にまでなっている。
さて、図5で魔法科高校の劣等生はどこに入れたかというと、「その他」である。出版社ごとに集計すると、その他に入れざるを得ないのだ。ここまで見てきたように、小説家になろうの書籍化はほとんど、ネット小説に特化したレーベルによるものであった。しかし2013年頃から、図5で黒色で示したその他の数が増えている。ネット小説以外を主として扱うレーベルも小説家になろうに興味を示し始めたこの増加こそが、小説家になろうの現在の注目度を意味していると考えられる。目に付いた作品を表1に列挙した。
表1 ライトノベルレーベルで書籍化された小説家になろう作品
作品タイトル |
作者名 |
発売日 |
レーベル |
---|---|---|---|
2011/7/10 |
|||
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか |
大森藤ノ |
2013/1/16 |
|
姉ちゃんは中二病 |
藤孝剛志 |
2013/8/30 |
|
この素晴らしい世界に祝福を! あぁ、駄女神さま |
暁なつめ |
2013/9/28 |
|
VRMMOをカネの力で無双する |
鰤/牙 |
2014/2/28 |
|
OnlySenseOnline -オンリーセンス・オンライン- |
アロハ座長 |
2014/4/19 |
|
フレイム王国興亡記 |
疎陀陽 |
2014/4/25 |
オーバーラップ文庫 |
異世界魔法は遅れてる! |
樋辻臥命 |
2014/4/25 |
オーバーラップ文庫 |
このあたりが、誰が見てもライトノベルと認識される形で書店に並んでいる作品であろう。こうしてみるとやはり、魔法科高校の劣等生はその後の流れとは別に、イレギュラーとして存在していることがわかる。そして2013年から書籍化した作品については、「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」がこのライトノベルがすごい!2014で総合4位、新作で1位と活躍しており、「この素晴らしい世界に祝福を!」はスニーカー文庫のWEBサイトや広告などで大きく取り扱われている。というわけで、小説家になろうがひとつのブランドとして、真にライトノベル業界に進出したのは2013年頃からであるとわかった。
5. まとめ
表2 ネット小説(小説家になろう周辺)年表
年月日 | 出来事 | 重要な作品 |
---|---|---|
1999年頃? | ネット小説検索サイト 「楽園」誕生 |
|
2000年8月 | 小説掲示板「Arcadia」誕生 | |
2004年4月 | 「小説家になろう」誕生 | |
2005年10月 | 「レイン―雨の日に生まれた戦士」(吉野匠) | |
2006年8月 | ネット小説検索サイト 「楽園」閉鎖 |
|
2007~2009年 | ネット小説検索サイトの衰退 | |
2009年4月 | 「ソードアートオンライン」 (川原礫) |
|
2009年9月 | 「小説家になろう」 リニューアル |
|
2010年12月 | 「まおゆう」(橙乃ままれ) | |
2011年3月 | 「ログ・ホライズン」 (橙乃ままれ) |
|
2011年7月 | 「魔法科高校の劣等生」(佐島勤) | |
2011年後半 | アルファポリスが小説家になろうから男性向けファンタジーを書籍化 | 「シーカー」(安部飛翔) 「白の皇国物語」(白沢戌亥) |
2011年~2013年 | 小説家になろう作品を書籍化するレーベルの設立 | |
2013年~ | 小説家になろう作品の ライトノベル業界への進出 |
「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」 (大森藤ノ) |
ということで年表の形でこれまで述べてきたことをまとめてみた。個人サイトから人が小説家になろうのような集合サイトに流れ込み、小説家になろうの規模が大きくなって、近年次々と作品を書籍化して世に送り出しているという流れを描いたつもりである。
この先ネット小説界隈はどうなっていくのであろうか。小説家になろう作品のタコツボ化を指摘する人は多い。私個人としてはそのタコツボで蟲毒のようなことが起きて、化物のような作品が現れることを期待している。書籍化については、ライトノベル業界が小説家になろうに目をつけてからそれほど長い時間が経っているわけではないから、しばらくはこの傾向が続くと思われる。しかしいつまでも同じような異世界ファンタジージャンルに留まってしまうようであれば、次第にライトノベル業界への道は閉じてしまうのではないかという不安がある。
また、今後ネット小説界隈において他の焦点が現れてくるのだろうか。もし現れるとしたら、どこかの出版社(レーベル)と初めから強固に結びついている形ではないかと思う。
いずれにせよ今後の動向を楽しみに見守っていきたい。
6. 宿題
今回、ネット小説のジャンル論には全く立ち入らなかった。既にいくつかあるだろうと思ったし(特に小説家になろう内部に)、現在の分析だけでは分からないこともあるだろうと思ったからである。
ネット小説の二次創作は、ネット小説のジャンル論と大きく関わっているように思う。特に「チート」「俺TUEEE」だとか言った要素は、元々二次創作において意識的であったのではないだろうか。「メアリー・スー」という二次創作における概念がある。これは、二次創作において、作者の妄想を反映したようなあまりに万能のキャラクターのことを揶揄した言葉で、元はスタートレックにおける二次創作のキャラクターの名前であった。和製で最初なのはKanonのキャラクター相沢祐一を「U1」と揶揄するものであろう。この概念は、二次創作を読む際に原作との違和感から抽出されて出てきたものだと思われる。そしてそれが汎用性を持って一次創作にも適用される言葉になったのが「チート」「俺TUEEE」ではなかろうか。
この概念は初めは読者が作者に批判を持って投げかける言葉だったはずである。しかしいつの間にか、作者が自覚的に自分の作品に対しても用いるようになったことは、タイトルに「チート」の入るケースが近年見受けられることからわかる。
このような転換がいかにして起きたのか、私は強い興味がある。そこで次は二次創作と絡めてそのあたりを調べてみたいが、上手くいくかどうかはまだわからない。